初鰹はつがつお
5月
目に青葉
山ほととぎす
初鰹
江戸時代に読まれた俳句でこのような句があります。
「目には新緑の青葉が映り、耳には山からほととぎすのさえずりが聞こえ、口には初鰹の味が広がる」という意味で、5月の初夏の風景を表しています。
江戸では当時、「初鰹を食べると寿命が延びる」と大変縁起の良いものとして食べられていたそうです。
現在では、名古屋でしか殆ど見る事が出来ない和菓子となっております。
柔らかいういろうに似た生地を蒸し上げ、鰹の切り身を模す為に特殊な切り方で作っています。京都では非常に珍しい和菓子となっております。